決められない人へ
決められない人へ。
何かを決められない人、
決めたいけれど決められない人。
そんな人に伝えたい。
「決め」なくていい。
決められない人は、決めないことを目指すといい。
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決められない人にはいくつか特徴があるが、ここでは2つ挙げてみる。
①決めたことに責任が持てない(責任を持てるほど、自分の決断に自信がない)。
②決めたら変えられないと思っている。変える=無責任だと思っている。
おおよその決められない人が、この両方orどちらか1つを持っているのではないだろうか。
①決めたことに責任が持てない(責任を持てるほど、自分の決断に自信がない)。
自分の決断に自信が持てない、という状態は主に2つの特徴から出来ている。
・「起こるかどうかまだ分からないリスク」を回避しすぎてしまう
・自己肯定感が低い
ことだ。
例えばこういう例がある。
目の前に何人かの人、自分の好きなAというおもちゃ、特に好きでも嫌いでもないBというおもちゃがあるとする。
みんなでA、Bどちらかで遊ぼうとなった時、
🔸あなたが決められる人なら「Aやろうよ!これ面白いよ!」と言うだろう。自分の意思で、「自分がいいと思ってるから」という自分の基準で、人にAを勧められる。
🔸しかし、あなたが決められない人ならどうするか?「皆の顔を伺いながらAかBかを選ぶ」もしくは「誰か他の人が決めてくれるのを待つ」のではないだろうか?
ここにあるのは「自分の好み」でも「自分で意思決定をすること」でもない。「相手の好みを探っている自分」「相手に合わせて意思決定をする自分」だ。
こういう場合、大抵の人が「決めて失敗するのが嫌だ」と思っている。
自分がどっちをしたいのか分からない…
こっちかな?と思っても自分の意思に自信がない…
間違っていた時どうしよう、と「まだ起こってもいないリスク」に怯えている…
全て、「失敗するのが嫌だからそもそも決めない」という心理状態である。
起こるか分からないリスクを、自分の心の中で「起こる」と考えてしまっている。そして、「起こる=失敗する」とも考えてしまっている。
ここに問題の種がある。
それは「確実に起こること」じゃあない。そして、起こったからといって失敗するとは限らないし、そもそもそれは「失敗」じゃあない。
決められる人はどうするか?
まずやる。これに尽きる。
やってから出た結果で、どうするか考える。失敗の予測はするけれど、例え失敗しても、そこからリカバリーする方法を考える。
そして、彼らは「失敗」だとは捉えていない。それを「経験値」だと考えている。
(やったらやるだけ経験値貯まるなら、やった方がお得じゃん!という訳です☺️笑
バイトでミスってもその時間の時給は貰える、みたいな?経験値は必ず貰えるものなのです)
一方、決められない人は、この「まず取り組んでみる」という習慣が無い場合が多い。
したことないor苦手であるなら、なおさら、「まず取り組むことを意識する」練習をしてみよう。
コツは、「考える前にちょっと手をつけちゃう」こと。最初から上手くやろうとしなくっていい。やったことないことに挑戦するんだから、不安に思うのは当たり前だし何もおかしいことではない。もちろん上手くできないことも十分ある。大丈夫。
しかし、これだけは覚えておいて。
【やらないと、出来るようにはならない】
また、常に相手目線になるということは「自己肯定感の低さ」が原因でもある。
自己肯定感の低さは育った環境や元々持ち合わせた性格の影響が大きいが、①が原因で決められないなら自己肯定感を上げていくことも重要だ。
自己肯定感を上げるためには、
⭐️「褒めてくれる、あなた自身を好きでいてくれる人」のそばにいることが大切。
もっと言うと、「ありのままのあなたや、あなたの弱い部分を知っていて、それでもあなた自身を丸ごと認めてくれている人」のこと。
幼少期から、親によくダメ出しをされて育ってきた?
自分に対してマイナス感情を抱きやすい?
そんなあなた。
ありのままを認められるという経験で、自己肯定感は育つ。
自己肯定感を、育てよう。
(自己肯定感の育て方はこちら↓)
②決めたら変えられないと思っている。変える=無責任だと思っている。
この場合はマイペースな人に多いかもしれない。そして同時に、責任感の強い人。又は育った環境(教育)が厳しかった人、など。
このパターンは
⚠️決めたらその通りにしなければならない
⚠️1度言ったことは守らねばならない
など、自分で自分を過剰なルールで縛る特徴がある。
自分をがんじがらめに縛ると、どんどん身動きが出来なくなる。
「続けなければならない」という思いが、「決めれば(始めれば)続けなければならない、やめてはいけない」という呪縛に変わる。
決めることは、本来呪縛ではない。
もっと軽々しく、「辞めてもいいんだ」という姿勢を持つといい。
決めたことは、続けなければ死ぬわけじゃない。途中でやめたっていい。
やめたら終わり、という訳でもない。
やめたあと、また始めてもいい。
そのくらい、あなたは自由だから。
あなたには素敵な選択肢があること、
決めること、やめること、再開すること、に対して気軽に考えること、
を意識するといい。
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決められない人は、決めなくていい。
「決めよう」と、
「決めなくちゃ」と、
意気込まなくていい。
意気込んで決めようとすればするほど、決めた後を考えて怖くなる。
怖いと、逃げたくなる。
そしてどんどん決められなくなっていく。
そうじゃあない。
「決め」なくていい。「ちょっと触ってみる」くらいでいい。プールに足だけつけてみる、みたいな、そんな感覚でいい。最初は冷たい水でも、必ず慣れていく。
そして、決める時にぜひやってほしいのは、「あなたがその時いいなと思った方を選ぶ」ということ。
あなたが少しでもいいな!とか、すごい!とか思ったものは、あなたワールドの中ではめちゃくちゃ価値のあるものなんだ。誰がなんと言おうとそうだ。
「自分がいいと思ったものを認められる」と、「ちょっと触ってみる」がスムーズに出来るようになる。そしてだんだん、決められるようになっていく。
大丈夫、大丈夫。
決めたいと思っているなら、
決められるようになる。